地震による火災で建物や家財が焼けても、火災保険では補償されないってホント？
火災による損害であれば、「火災保険」で補償されると思われがちですが、地震等に起因する損害は 「地震保険」の加入がないと補償が受けられません。今回は、「地震保険」の補償について説明します。
地震で火災が発生し、建物や家財が焼けてしまった場合、火災による損害なのに「火災保険」では補償がされないって聞いたんだけど、本当なの？
教えて、きらちゃん！
分かりやすく説明できるよう、頑張るね！
地震等が原因で起きた火災や延焼などの損害は「火災保険」では補償されません*。
地震・噴火またはこれらによる津波（以下「地震等」といいます）を原因とする火災・損壊・埋没または流失による建物や家財の損害に備えるには「地震保険」の加入が必要です。
＊「火災保険」に地震火災費用の補償が付帯されている場合、建物や家財の損害が一定割合以上となったときに保険金が支払われます。
ところで、「地震保険」ってどんな保険なの？
「地震保険」とは、地震等を原因とする火災・損壊・埋没・流失などの損害を補償する保険です。</br />
「地震保険」は単独で加入することができず、必ず「火災保険」とセットで入る保険となっています。「地震保険に関する法律」に基づき国と保険会社によって運営されているため、どの保険で加入しても補償内容や保険料は一緒で、競争原理が働かない公共的な仕組みになっています。
「火災保険」と「地震保険」はセットで加入！
火災保険の補償内容
- 火災（火災・落雷・破裂・爆発による損害）
- 風災（風災・雹災・雪災による損害）
- 水災（床上浸水、地盤面より45㎝を超える浸水等による損害）
- 水ぬれ（給排水設備の破損や詰まりによる漏水・放水等による水ぬれ）
- 盗難（強盗・窃盗またはこれらの未遂による損害）
- 破損等（１～５以外の不足かつ突発的な事故による損害）
※保険会社、契約プランにより補償内容は異なります。
地震保険の補償内容
- 地震等による火災
- 地震等による損壊
- 地震等による埋没・流失などの損害
ところで、加入を検討してみたいけど「地震保険」ではどれくらいの補償を備えられるの？
お答えします！
「地震保険」で契約できる保険金額は、火災保険の保険金額に対して30％～50％の範囲内で設定します。さらに、支払限度額があり、建物は5,000万円、家財は1,000万円となっています。
そのため、地震保険だけで家の再建費用が全てまかなえる訳ではありませんが、一時的な仮住まい費用や住宅ローン、生活費等に充てることができ、スムーズな生活再建につながります。
※「地震保険」の保険金は「火災保険」のように実際の損害額が補償されるものではなく、損害の程度により「全壊」・「大半壊」・「小半壊」・「一部損」の認定が行われ、それぞれ保険金額の100％・60％・30％・5％が支払われます。
支払保険金額のイメージ
きらちゃん、また教えてね。
近年、大地震や集中豪雨による自然災害が増加していますので、「火災保険証券」でご契約内容の確認をされることをおすすめします。
きらら保険サービスでもオトクな保険料でご加入いただける「団体扱火災保険」をご案内しております。
保険のプロがじっくり相談を承りますので、ぜひお問い合わせください。
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【引受保険会社】
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